津根精機の人
BtoBのものづくりの中でも、一番最初の工程である切断機を作っているメーカーであるということを知り、時代が変わっても「常に求め続けられる企業だろう」と考え、入社を希望しました。大学では経営情報学を専攻していましたが、配達業のバイトをしていた時に工具で家具を組み立てるという経験をしていたので、ものづくりに面白さは感じていました。
福利厚生も他社と比べて良く、特に給与や休日日数、ボーナスの金額など、条件が良かったことも津根精機を選んだ理由です。
入社後に感じたのは、教育熱心な方が多いということ。「最初はわからないのは当然だから」と、質問したらなんでも真剣に答えてもらえるので、本当に助けられました。
私は現在、組立課に所属しています。バラバラにでき上がってきた部品を組み立てて、精度の高い切断機を作るために、細かな調整を行なっています。納品先での据付の作業もたまに入るので、国内だけではなく、ベトナムへの海外出張も経験しました。
最初は工具の名前さえもわからず、仕事を覚えることに苦労し、周りに迷惑をかけてばかりでした。ただ先輩から掛けてもらった「自分も最初の一年は覚えられなかったけど、グループリーダーになれた。だから頑張ろう」という励ましの言葉に支えられました。
お客様の要望に応じて特別仕様が入るので、完全に同じ機械はありません。標準機のように同じ作業をルーティーンでするのではなく、一つひとつが違うところが面白いなと感じています。難しい反面、刺激を受けながら常に仕事ができています。
徐々に仕事を覚え、周りから「仕事が早い」という評価を得られた時、自分が成長したなと感じて、やりがいにつながっています。覚えるためにたくさんメモして、自分でオリジナルの手順書を作ったりもしました。心配性なので心配なところは徹底的に潰していく。そうすることで、だんだんとスキルが身についていきました。
この会社の誇れるところは、他企業からの評価が高いという点です。お客様からは、「どのメーカーの機械よりも精度が高い」という話を良く聞きます。津根精機にしか作れない高い精度の製品を、お客様に合わせて特別仕様を組んでいけるところが強みだと感じています。
そして仕事のしやすい環境であること。人間関係がすごく良いので、わだかまりがなく、思い切り仕事に集中し、チャレンジできる雰囲気が根付いているのは、とてもありがたいなと感じています。
チームとして仕事を成し遂げるために大切なのは、報連相をしっかりと行うこと。良いことも、悪いことも、少しでもおかしいのではないかと思うことも、報告し、相談して答えを見つけることが大事なので、新入社員の方にもわからないことがあればどんどん相談してほしいと思います。
自分自身もまだまだこれからですが、いろいろな資格を取って、会社の中枢を担えるようになりたいという目標があります。試作機(初めての機械)を組める人は、ある程度の技術や経験を持った人に限られているので、そこに選ばれる人材になりたいです。「あの人に任せておけば問題ないだろう」そう思ってもらえる先輩になりたいと思います。